4月24日、気仙沼より

気仙沼入りして『想像を絶する光景』と仰る方が多数いらっしゃる模様。しかし一カ月以上が経ち、自衛隊やボランティアの方々などのおかげでこれでもかなり片付いたんです。震災直後は道もなかったんです。お店も次々に再開しています。自然の力も凄かったけど、人の力も凄いんです。

気仙沼にて震災から３～４日経った日の事。避難所近くで犬の散歩をしていた方から聞いた話。犬がいるから避難所に入れて貰えず車で生活しているそうだ。避難所の人の中には、車での生活に耐えられない老人が家族にいる為に泣く泣く犬を山に放してきた人もいたという。その後犬達はどこへ行ったのだろう

震災から数日後の気仙沼での事。太田で、浸水し瓦礫が流入した家屋の中に５～６匹の猫が集まっているのを見た。今にも倒壊しそうな家屋だったのでせめて猫達を外へ出すべきだろうと思ったのだが、猫達は決してそこを動こうとしなかった。家の中にあったキャットフードの封を開けてその場を後にした。