4月17日、気仙沼より

気仙沼より。今日は満月、庭の小さな桜も満開です。被災地にも季節は巡ります。 http://photozou.jp/photo/show/1602391/75798939

ただ、待っていては駄目なのだと思う。自衛隊やボランティア、行政の方々の支援に頼っているばかりでは駄目だ。被災者も自分で動かなくてはならない。自分の手で、足で、出来る事を少しずつ、でも確実に行っていくべきだ。被災地は気仙沼だけではない、被災者面ばかりしているのは怠惰に他ならない。

気仙沼で全国から届いた衣料品が配布されていた会場で、ボランティアの方２人の荷物が盗難されたらしい。気仙沼人として恥ずかしい。情けない。悲しい。憤りすら感じる。いくら大切なものを失っても、人として、そこまで堕ちてはいけない。

自宅避難者がよく言う「そんな情報知らなかった」、「誰も教えてくれなかった」。電気もガソリンもなく情報が入りにくい状態は確かにあった。しかし知る努力を怠ってはいなかっただろうか。私は歩いて歩いて、訊き回って、情報を、物資を手に入れた。待っていても駄目なのだから。気仙沼より。